国際連盟の成立 2
1918年11月に戦争が終り、翌1919年1月に講和会議が開かれ、6月にはヴェルサイユ条約が結ばれ、1920年1月に連盟が成立したことだけを念のために確認しておきましょう。
・・・それでは、連盟を特徴づけた要素は、どのようなものであったのでしょうか。
連盟は、19世紀に生まれた国際機構の組織とそのなかで蓄積された経験に学んだ産物であったということが指摘されます。
ただし、丸写しということではなく、正反両面の経験を踏まえ、また、新しい時代の要請をも織り込んだものであることを忘れることはできません。
まず、連盟のもっとも重要な任務を担う機関は理事会とすることが明確にされました。
このような理事会の政治的性格につきましては、「19世紀の欧州協調の(第一次大戦終了当時の時点での)現代版」であったという特徴づけがなされます。
しかし、欧州協調と比べれば、組織面で格段の進歩の跡がみられます。
・・・そのことはとくに理事会の法的な権限の明確化が図られた点にみることができます。