国際連盟の成立
1915年、イギリスで「諸国家連盟協会」という民間団体が結成され、同じような趣旨の決議を行いました。
英米両国の民間の動きが連盟の成立に無視できない影響を及ぼしたことを窺うことができるでしょう。
政府側の対応としてもっとも早かったのはイギリスだった、と指摘されています。
つまり1916年秋にイギリス外務省は、条約草案を作成しましたが、その中に盛り込まれた内容の多くは、のちに連盟規約に採用されることになりました。
アメリカでは、ウィルソン大統領が1916年当時から、戦後に世界平和を守るための国際的組織をつくることの必要性を述べ始め、1917年1月には、長続きする平和を実現するためには強力な組織が必要であると述べるまでになりました。
ウィルソンの示した有名な14力条の最後は、よく知られているように・・・
「すべての国家の政治的独立と領土的保全を相互的に保証する諸国家の連合を、条約によって結成しなければならない」
・・・と述べています。
その後の成立までの経緯については、多くの文献で紹介されているとおりですから、ここで繰り返す必要もないでしょう。