農業関税の特徴 2
EECと日本の農業関税はほぼ匹敵する高さとなっています。
ただし、以上は1972年時点での数字であり、その後日本の農業関税は工業関税と並んでかなり大幅に引下げられてきています。
とくに、東京ラウンドによって日本の農業関税は3分の1程度にまで圧縮されたため、ごく最近ではアメリカと大差ない水準にまで低下してしまいました。
国際的高位性という点はかなりの程度修正されたといっていいでしょう。
第三に、課税形態についてみると、農業関税には従量税ないし従価従量選択税がかなり含まれています。
工業関税の場合には従価税が原則でありこれが圧倒的多数を占めていますが、農業関税の場合には従量税・従価従量選択税が1割強にのぼっています。
一般に従価税と従量税を比較した場合、保護の程度は後者の方が高いといわれています。
前者は生産性の上昇・コストの低減に比例して税額が低下するのに対して、後者は不変だからです。