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2011年02月 アーカイブ

ミケネ文明の発見

墓には屍とともに黄金製の装身具と容器、象嵌した短剣や多くの陶器が納められていました。


このような墓は普通ではありません。


シュリーマンはミケネ王家の墓だと判定し、黄金のマスクの一つにアガメムノン王の顔を認めました。


輝かしいミケネ文明が設定されました。


ミケネの西方、海岸に近い低い丘に残るティリンス城塞もシュリーマンは発掘しました。


財宝こそ少なかったのですが、ミケネと同じような築き方の城壁と建物跡、同じ様式の陶器と壁画片が出土したのです。


また中部ギリシアのボイオティアのオルコメノスは、ホメロスによるとミニュアス王の城があった所です。


ここにもシュリーマンの活動は成果をあげました。


このようなシュリーマンの成功に刺戟されて、ギリシア各地にギリシアや各国の学者が発掘調査をはじめて、ミケネと同じ系統の文化の跡が明らかにされました。


その地域は広く、キプロス島にまで及んでいました。


それはミケネ世界であり、ミケネ文化圏です。


巨石からなる城壁、一定の様式の建物跡、円頂の地下墳墓、植物や海生動物が描かれた陶器などはギリシア時代にはないものでした。


またホメロスの知らぬ壁画が見つかりました。


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