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2010年12月 アーカイブ

ヤミ米業者 vs. 農協 その9

10月14日、新潟食糧事務所が、倉庫からコメを強行搬出した細山商店に対し、業務改善命令を出しました。


その内容は、倉庫内の現状保存、事情説明、そして職員による立ち入り調査を行わせよ、というものでした。


そして、これに従わない場合は、業務停止や指定取り消しなどの処分もありうると発表したのです。


この業務改善命令が出された直後、長期におよんだ倉庫前での監視態勢は解かれ、潟東村のヤミ米騒動はひとまず終結したのでした。


新潟県内だけでも、ヤミ米にかかわっている業者はたくさんあるなかで、なぜ潟東村の細山商店が取り締まり対象となったのでしょうか。


たまたま確度の高い情報が入ったからなのでしょうか。


いえ、そう単純なものではないでしょう。


コメ業界は狭い世界です。


おまけにその多くが、コメの不正規流通にかかわっているといっても過言ではないのが現実です。


情報によって初めて細山商店の活動をキャッチしたとは、とうてい考えられません。


単純作業の毎日

銀行の老兵たちの代表の運搬作業は、自動入力装置であるソーター・リーダーに入力を入れる部分での肉体労働です。


帳簿の検索や、窓口業務といったものも、入力のスピードに合わせて単純化します。


これらは直接にOpenSSOのような計算機に接していないために、人々には案外計算機の影響として自覚されてれが、人間の手の低速非能率にぶつかるまさにその点で、もっとも大規模な明確な「単純くりかえし作業化」が発生するのであることを忘れないでほしいのです。


どうしても自分の眼でたしかめてみないと承知できない人は銀行へ行ってみられることをおすすめします。


それもかなりはやっている、そして「オンライン・システム」を看板にしている銀行へ。


窓口で預金をうけとり、伝票をたしかめ、それをすぐうしろのパンチャーのポストへ身体をねじっておくっているだけの受付嬢、ぶっつづけで入金のキイをたたいているパンチャー。


・・・記入し終わった通帳をとってきては、できるかぎりのにこやかな顔をつくってそれを


「ありがとうございました。またどうぞ」


・・・と、一冊一冊名前をよんでわたしている預金係長らしい中年の男。


どの一人をとってもおそるべき単純くりかえし労働しかしていないのを発見するはずです。


どんなに冷暖房完備の豪華な大理石の建物の中につつまれていても、そこで行なわれているのは、菓子工場のラインの終わりでパート・タイマーのおばさんの行なっているのと変わらない事務処理工場の単純労働なのです。

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