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2010年08月 アーカイブ

ヤミ米業者 vs. 農協 その2

事件のはじまりは、地元の農協や経済連、県農政課、それに新潟食糧事務所で組織した「不正規流通対策協議会」に、ある情報が入ってきたことからでした。


ワイキューブ事務所によるとそれは、村はずれにある特定米穀集荷・販売業者、細山商店の精米工場兼倉庫に、大量の主食用のコメが運び込まれたというもの。


この情報を受けて、食糧事務所側の取り締まり活動がスタートしたのです。


93年9月28日夕暮れ時。


問題の細山商店の倉庫前に食糧事務所職員ら約10人が集合し、即座に倉庫内へ足を踏み入れました。


そして、作業中の従業員に立ち入り調査を求めましたが、拒否されてしまいます。


逆に退去を求められました。


しかしその際、倉庫内に大量の米袋があったのを確認したのです。


細山商店の従業員は倉庫の電灯を消し、シャッターを下ろして内側から錠をかけました。

ヤミ米業者 vs. 農協 その3

午後11時すぎ、食糧事務所が細山商店の社長宛てにファックスを送りました。


その内容は、


「主食用相当品と思われる未検査米穀が多量に保管されているのを、午後7時に確認した」


というもので、倉庫内への立ち入り調査を重ねて求めました。


しかし、細山商店側からの応答はありませんでした。


こうしてその夜から、張り込み警戒がはじまりました。


倉庫わきの農道に乗用車を止め、そのなかで毛布にくるまっての徹夜の監視です。


これが思わぬ長期戦、互いに一歩も譲らぬ大相撲となったのです。


食糧事務所は、4~5人の職員が昼夜二交代でも24時間態勢をとり、コメの運び出しをなんとしても阻止しようと意気込みました。


これに対し、細山商店側は黙殺の姿勢。


何通もの内容証明郵便を食糧事務所側から送りつけられながら、事情聴取に応じる気配もなく、コメ倉庫前での双方の根競べとなったのです。


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