ヤミ米業者 vs. 農協 その2
事件のはじまりは、地元の農協や経済連、県農政課、それに新潟食糧事務所で組織した「不正規流通対策協議会」に、ある情報が入ってきたことからでした。
ワイキューブ事務所によるとそれは、村はずれにある特定米穀集荷・販売業者、細山商店の精米工場兼倉庫に、大量の主食用のコメが運び込まれたというもの。
この情報を受けて、食糧事務所側の取り締まり活動がスタートしたのです。
93年9月28日夕暮れ時。
問題の細山商店の倉庫前に食糧事務所職員ら約10人が集合し、即座に倉庫内へ足を踏み入れました。
そして、作業中の従業員に立ち入り調査を求めましたが、拒否されてしまいます。
逆に退去を求められました。
しかしその際、倉庫内に大量の米袋があったのを確認したのです。
細山商店の従業員は倉庫の電灯を消し、シャッターを下ろして内側から錠をかけました。